
算数が大嫌い!
算数が苦手!
算数の勉強はしたくない!
子供がそう思っていると,大変です。
算数は,積み重ねが大切です。
一度,落ちこぼれてしまうと,できないことが雪だるま式に膨れ上がってしまいます。
そうなってしまうと,挽回するのがとても難しくなってしまいます。
逆に,算数は,積み重ねをしっかりとやって,土台を作っておくと,学年が上がって問題が難しくなっても,つまずきにくくなります。
算数でつまずかないためには,学校の授業だけでなく,家庭学習で算数の勉強をすることが大切です。
家庭学習が大切なのはよく分かるけど,どうやったらいいの?
いくら言ってもやってくれないのはどうしたらいいの?
そんな疑問を抱えている親も多いと思います。
そこで,今回は,家庭学習で算数を勉強するときのポイントを紹介します。
計算力が算数のポイント
算数のポイントは,基礎となる土台をしっかりと身に付けること!
これは,算数だけに限らず,スポーツでも趣味でも,何にでも言えることです。
一流のスポーツ選手は,基礎練習を欠かさないもの。
そのことからも,基礎がいかに大切かということが分かると思います。
算数も,基礎をしっかりと身に付けておくことが,とても大切です。
そして,算数の基礎となるのが「計算」です。
計算は,足し算,引き算,かけ算,割り算の四則計算です。
数には,整数,小数,分数があります。
算数の計算は,これらの組み合わせです。
ですから,四則計算を徹底的に行うことで,算数の基礎が身に付くことになります。
学年が上がると,組み合わせが段々複雑になりますが,これは,四則計算を土台とした応用にすぎません。
例えば,分数の引き算ができないのは,引き算の土台がしっかりしていないからです。
四則計算の土台は,小学校1・2年のうちに身に付けておくのが大切です。
もっと上の学年で,計算が遅いのが気になるようでしたら,四則計算の基礎に戻って,土台作りを行うのがおすすめです。
これを行うことで,計算スピードが大きく改善する可能性があります。
繰り返し学習で計算力を磨く!
算数の基礎は,「計算」です。
そして,計算力は,繰り返すことで身に付きます!
毎日の家庭学習で計算問題を行うと,自然と計算力が上がっていきます!
使う問題集は,何でも構いませんが,気をつけることは,難しすぎる問題集を選ばないこと!
子供にとって,問題が解けないことは,大きなストレスになります。
問題が解けないことで,算数が嫌いになってしまいます。
そして,同じ問題集を何度も解いてみることもポイントです。
たくさんの問題集をやるよりも,一つの問題集を暗記するくらいに解きまくります。
同じ問題を繰り返すことで,「解ける!」という気持ちいい体験を繰り返し味わうことができます。
ゲーム感覚で「前回よりもっと早く,もっと正確に!」という気持ちで取り組むと,飽きずに取り組むこともできます。
学年をこえて効率的に学習することができます。
・陰山英男『陰山英男の徹底反復 百ます計算』(小学館)
計算の繰り返し学習に最適です。繰り返すことで,どんどん早く解けるようになります。
・仲松庸次『ひとりで学べる算数』(朝日学生新聞社)
一人で学べるように作られているので,子供の家庭学習には最適です。
繰り返し学習でスピードを磨く!
計算問題を解く際には,スピードを重視することも大切です。
そうすることで,集中力が増し,脳も活性化します。
テレビなどで,東大生がすごいスピードで問題を解いているのを見たことがあると思いま
す。
頭の回転が速いことは,天才と言われる人の共通点だと思います。
算数の計算は,スピードを上げることを意識して,集中して解くことで,どんどん早く正確に解けるようになります。
そして,スピードを上げるのに効果的なのが,時間を計って記録しておくことです。
これにより,過去の自分との競争ができ,やる気のスイッチも入ります。
しかも,繰り返し学習を行うことで,スピードはどんどん上がりますので,過去の自分に簡単に勝てるようになります。
「新記録を更新する」ことの楽しさや達成感も味わえます。
ゲーム感覚で楽しく取り組めて,自信にもつながります。
こうなれば,計算が得意になっていきます。
まとめ
今回は,家庭学習での算数のポイントを紹介しました。
算数の基礎は,何と言っても「計算」です。
ですから,計算問題を毎日解いて,計算を得意にすることが算数を得意にする秘訣です。
家庭学習で計算問題を解く際のポイントは,
①同じ問題を使って繰り返し学習をすること
②スピードを意識して解くこと
この2点です。
たったこれだけのことで,算数は得意科目に変わります!
算数が得意科目になれば,毎日の勉強がとても楽しくなると思います!
是非,試してみてください。