
国語が大切なのは分かるけれど,何を勉強したらいいの?
何度注意しても勉強してくれない!どうしたらいいの?
多くの親が抱えている悩みだと思います。
学校の授業は,カリキュラムが決まっているので,それだけではなかなか知識は定着しません。
特に,学校では,一人一人の学習進度に合わせて授業を進めることができません。
そうすると,学校の授業だけに任せて,家庭学習をしないでいると,気づいたときには,追い付くのが大変な状態になってしまうかもしれません。
特に,国語は,積み重ねが大切ですので,日々,学習が遅れないようにしておくことが大切です。
でも,家庭学習でやみくもに勉強をしても,時間の割に効果は上がらず,勉強をするのが嫌になってしまいます。
逆に,家庭学習のポイントを知っておけば,効率的な勉強をすることができます。
家庭学習のポイントを知っているかどうかで,結果が大きく変わってしまうのです!
これを知らないのはもったいないですよね!
そこで,今回は,家庭学習の中でも特に大切な国語を勉強するときの4つのポイントを紹介します。
目次
まずは全体像を知ろう!
国語は,全ての科目の基本となる科目です。
国語の勉強には,①漢字,②語彙,③文法,④読解,⑤作文 の5つの柱があります。
これらを育てるのに効果的なのが,「読書」と「親子の会話」です。
漢字は,書けるようになる前に,「知っている!」「読める!」ことが大切です。
本をたくさん読めば,新しい漢字・新しい言葉にたくさん出会うことができます。
読書をすることで,文法も自然と身に付きます。
読書をたくさんして知っている言葉を増やしておくと,作文を書くときにも,自分が伝えたい言葉がすぐに出てくるようになります。
まずは,読書をたくさんして,インプット量を増やすことを心がけましょう!
ポイント① 漢字の書きは,1日1回正確に!
間違った漢字を何度も書かせることは,子供にとって,単なる「作業」になってしまいます。
作業になると,楽しくありません。
そして,ノルマをこなすため,一つ一つが適当になってしまいます。
このような作業にならないためには,何度も書くよりも,
一日一回,手本どおりにていねいに書く練習をするのがおすすめ!
これなら,子供も飽きずに続けることができます。継続すると,段々と効果も上がってきます!
そして,親も子供を褒めやすくなります!
親はつい間違いに目が行きがちです。
でも,手本どおりにていねいに書く練習なら,間違いが少なくなります!字もきれいに書かれています!
だから,たくさん褒めることができます!
子供は,たくさん褒められると,「もっと頑張ろう!」という気持ちになります。
家庭学習では,漢字をていねいに書く練習を取り入れてみましょう!
子供をやる気にするおすすめの採点方法
子供のやる気を引き出すなら,加点法がおすすめ!
悪いところに「×」を付けるよりも,良いところに「○」を付けるようにするのです。
例えば,字が正しく書かれていれば「○」,きれいに書けていれば「◎」,とめ・はねがしっかりできていれば「花丸」というふうに,○をたくさん付けてあげます!
子供は,褒められるのが大好きです!
たくさん褒めると,もっと頑張ろうという気持ちになります。
たくさん褒めることで,親から注意されても,聞き入れやすくなります。
採点のときは,「○」をたくさん付けられるよう心がけてみましょう!
ポイント② 毎日の読書で語彙力・読解力を一気に磨く!
語彙は,読書でどんどん増えます。
語彙が増えると,読解力も伸びていきます。
それだけでなく,読書をすることで,知識も増えます。
読書によって,たくさんの疑似体験をすることができるからです。
子供が家で読む本は,子供が興味を持ったものが一番!
親が本選びに口を出すと,子供に役に立ちそうな本を選ぼうとします。
その結果,少し難しい本を選んでしまったり,子供の興味がない本を選んでしまいます。
そのようにして親が選んだ本は,子供が読みたい本ではないので,読まれないままとなってしまいます。
これだと,逆効果ですよね!
ですから,子供に好きな本を選ばせてあげるのが大切です。
書店や図書館に行って,好きな本を自由に選ばせてあげましょう!
読書は,とにかく読むことが何より大切です。
そのためには,学習と考えずに,読む楽しさを知るのが効果的です!
好きな本を自由に読ませてあげましょう!
親の読み聞かせはいつまで続ける?
絵本の読み聞かせは,子供の語彙力,読解力,思考力を伸ばすのにとても効果的です。
この読み聞かせは,小学校のうちは続けてあげるといいと思います。
子供が興味を持った絵本なら,短い時間で読めるので,親の負担も少なく,子供も飽きずに聞いてくれます。
親の読み聞かせによって,子供が本好きになります。
本好きになれば,自分で読書を楽しめるようになります。
子供が高学年になっても,子供が読み聞かせを望むようなら,続けてあげましょう!
ポイント③ 作文は自由にのびのび書く!
作文の練習で大切なことは,細かなミスを指摘せずに,書く意欲を褒めることです。
「書く意欲」が何より大切です。文章の書き方を覚えるのは後回しです。
特に家庭で作文を書くときは,のびのび書くことを心がけましょう!
作文は,お絵かきと一緒で,自由にのびのび表現すると,楽しくなってきます。
これを間違うと,定型ばかり気にして,「思いを伝える」という作文の最も大切なことが抜け落ちてしまいます。
「定型を身に付けることも大事では?」と思うかもしれません。
この点は,学校が力を入れて教えてくれます。
学校では,どちらかというと,形式を熱心に教えてくれますが,創造性を鍛えることに十分な時間を割けないということが多いです。
そのため,この点を家庭で補強してあげるのがいいと思います。
子供がつたない文を書いても,その中から良いところを見つけて褒める!
そうやって,まずは,書くことが「楽しい」,「好き」という気持ちを持たせてあげるのが大切です。
まずは,たくさん褒めて,「書くのがおもしろい!」「結構うまく書けた!」という体験をたくさんさせてあげましょう!
ポイント④ 親子の会話で「対話力」を磨く!
国語の得意な子供は,対話力があります。
対話力は,普段の会話で身に付いていきます。
そのため,普段の会話でも,主語や述語を意識することが大切です。
これをせずに,例えば「ジュース!」などと,単語で会話していると,対話力を磨くことができません。
そこで,子供が短い単語や言葉を言ったら,「それってどういうこと?」と質問するなどをしてみましょう。
そうすることで,子供に説明する力が少しずつ付いてきます。
小学校の高学年になると,プレゼンテーションの授業が増えてきます。
でも,「学校で発言する子はいつも同じ」ということがよく起こります。
おとなしい子供は,アウトプットの機会がなくなってしまうということもあります。
そうならないように,まずは,リラックスして会話ができる家庭で訓練するのがおすすめです。
やり方はとっても簡単。普段の会話の中で,「なぜそう思ったの?」などと質問をしてみるのです。
ここでのポイントは,急かしたり,先回りしたりしないこと!
声に出して自分の考えを話すと,それだけで頭の中が整理されていきます。
これを繰り返していくと,段々と上手に自分の考えを伝えられるようになります。
子供が何かを欲しがったり,習い事をしたいと言い出したときは,それについてプレゼンしてもらうのもいいでしょう。
まとめ
家庭学習で国語を伸ばすポイントは次の4つです。
① 漢字の書き取りは,1日1回正確に行うこと!
② 読書をたくさんすること!
③ 作文は自由にのびのび書くこと!
④ 親子の対話をたくさんすること!
これらを成功させるポイントは,怒らず,自由に,のびのびと,楽しんで行うことです。
細かなことを気にせず,たくさん褒めてあげるようにしましょう!
そうすることで,子供が楽しく学ぶことができます。
学ぶ時間を持つことで,国語に必要な力が自然と身に付いていきます。
特に,個別指導塾では,一人一人の学習の状態に合わせて勉強を進めてくれるので,勉強に付いていけなくなる心配もなく,楽しく勉強することができます。
もし,家庭学習をするのが大変と感じたら,個別指導塾を活用することを検討してみるといいかもしれないですね。