
小学生に勉強をさせるのは大変!
どうして勉強してくれないのかしら!
うちの子は勉強しているのになぜ成績が悪いの!
子供が小学生になると,勉強の悩みがどんどん増えてきます。
そして,勉強の悩みは,学年が上がるにつれて,どんどん悪化していくものです。
そうなる前に,ちゃんとした勉強法を身に付けさせてあげさせたい!
そう思う親は多いと思います。
そこで,今回は,「これさえやっておけば安心!」という「小学生の勉強法の極意」を紹介します。
目次
小学生の勉強法の極意①~学校の授業はしっかりと聞く!~
そんなこと当たり前と思われるかもしれません。
でも,授業を聞いていない子供は結構いっぱいいます。
この傾向は,学年が上がるにつれて,強くなっていきます。
そして,これらの子供たちの共通の特徴は「勉強が苦手!」ということです。
勉強を余りしなくても成績のいい子っていますよね!
そういう子供に共通する特徴は「授業に集中している」ということ!
授業を聞かずに勉強ができるのは,ほんの一部の天才だけです!
まずは,学校の授業をしっかりと聞くことが基本です。
では,子供が授業を聞くようにするには,どうすればいいのでしょうか?
子供が授業を聞くようにするために,親にもできることがあります。
一つは,「今日は,学校でどんな勉強をしたの?」などと,学校の授業のことを子供と話すことです。
このときに気をつけることは,子供が楽しく話ができるように決して怒ったりしないこと!
「親に聞いてもらってうれしかった!」という気持ちになると「親に話せるように授業を聞こう!」という気持ちにもなります。
授業の話をすることが楽しいものになるように心がけましょう。
もう一つは,先生の悪口を言わないこと!
親が先生を悪く言ってしまうと,子供が先生のことを尊敬しなくなり,授業を聞かなくなってしまいます。
特に,低学年のうちに,これらを気をつけていると,授業を聞く習慣が身につきやすくなります。
小学生の勉強法の極意②~短時間に正しく覚える!~
勉強法で大切なことは,「覚える」ことと「解く」ことの2つです。
このうち,成績が悪い子供の多くは,せっかく勉強をしても「覚える」ことに時間をかけ過ぎる傾向にあります。
効率の良い勉強法は,短時間に正しく覚えることです。
では,短時間に正しく覚える方法とは,どのような方法でしょうか?
1つは,読んで覚えること!
覚えることに時間のかかる子供の多くは,何でも書いて覚えようとします。
確かに,漢字などのように,書いた方が覚えやすい場合もあります。
でも,漢字を覚えるときでも,読めるようになってから書けるようにした方が早く覚えられます。
何より,書くのと読むのを比べると,書く方が圧倒的に時間がかかります。
しかも,書くことで時間をたくさん使うと,たくさん勉強した気になりますが,実際には,ただ書き写しただけで,全然身になっていないなんてことがよく起こります。
そうなると,「勉強しても成果が上がらない!」となり,やる気もなくなっていきます。
それよりも,読んで覚えて,覚えたかどうかをミニテストなどで確かめるという方が断然早く覚えられますし,やる気も続きます。
もう1つは,制限時間を決めて覚えること!
例えば,制限時間を5分と決めて覚えて,すぐにミニテストなどで覚えられたかどうかを確認します。
そうすることで,ゲーム感覚で覚えることができますし,ただ書くよりも勉強に集中していますので,書いて覚えるのに比べて,断然早く覚えられることを実感することができます。
早く覚えられれば,やる気も増していきますので,勉強がどんどんはかどります。
そうすると,成績も上がっていきますので,さらにやる気が増していきます。
小学生の勉強法の極意③~正しく解く!~
勉強が得意な子供は「覚える」ことによりも「解く」ことに時間を割いています。
そして,成果が出やすい方法で解いています。
では,成果が出やすい解き方とは,どのような方法でしょうか?
これには,4つのポイントがあります。
1つめのポイントは,何も見ずに問題を解くこと!
問題を解くのは,どこが分かっていて,どこが分からないのかを把握するためです。
教科書や参考書などを見ながら問題を解くと,それができません。
ただ,その際に,親がよくやってしまうのが,「何でこんな問題もできないの!」と怒ってしまうこと。
これをやってしまうと,「ちゃんと覚えてから問題を解く」という効率の悪い勉強法をするようになってしまいます。
間違っても大丈夫!最終的に解けるようになればいいのですから!
まずは,そのことを親が理解して,子供が安心して問題にチャレンジすることができるようにしてあげましょう。
2つめのポイントは,1ページずつ解くこと!
分かったところと分からないところをこまめにチェックした方が効率がいいですし,何より,やる気が持続しやくなります。
たくさんのページをまとめてやると,その分,間違いも多くなります。
そうすると,解き直すのが面倒になってしまいます。
そうならないように,1ページ解いたら,すぐに答え合わせをするのがおすすめです。
3つめのポイントは,解けなかった問題にしるしを付けておくこと!
解けなかった問題は,解き直して理解することが大切です。
そのためにも,どの問題ができなかったかを後で分かるようにしておくことが大切です。
また,同じ問題を何回も間違うことがありますので,1回目に間違ったときと,2回目に間違ったときとで,違う色を使ってしるしを付けるなどのルールを決めておくとよいでしょう。
4つめのポイントは,解けなかった問題を繰り返し解くこと!
勉強は,できないことをできるようにするものです。
そのために効率的な方法は,解けなかった問題を解けるまで繰り返すこと!
勉強が苦手な子供の多くは,できなかった問題をそのままにしてしまっています。
これだと,いつまでたっても,「できないものはできないまま」となってしまいます。
また,よくやってしまいがちなのが,いろんな問題集に手を出してしまうことです。
これも,「できない問題はできないまま」となりがちで,なかなか完璧に解けるようにはなりません。
それよりも,1冊の問題集を全部解けるまで繰り返す方が効果を期待することができます。
問題集は,解けるようになるまでやり込むようにするのがおすすめです。
小学生の勉強法の極意④~質問ができる環境を整える!~
子供が大きくなるにつれ,分からない問題の解き方を親が教えるのが難しくなります。
そうなる前に,子供自身で調べる習慣を付けることが大切です。
まずは,子供自身が,教科書や参考書を使って調べるという習慣を身に付けられるよう支援しましょう。
その上で,どうしても分からないときに,誰かに聞くことができる環境もとても大切です。
勉強に限らず,一人でやれることには限りがあります。
そのときに,周りの人の力を借りられるかどうかで,成果が大きく変わってきます。
そのためには,まず,子供自身が「質問をしていいんだ」と思えるように接することを心がけましょう。
子供は,勉強に行き詰まったとき,「こんなことを聞いたら怒られるかな?」,「勉強ができないことがばれてしまうかも?」など,いろいろなことを考えて,質問ができなかったりします。
ですから,子供が質問をしてきたら,「いい質問だね!」,「がんばってるね!」など,質問することを肯定するようにしましょう。
そうすることで,学校の先生にも質問をしやすくなり,勉強に躓いても,勉強嫌いにならずに,立て直すことができます。
また,子供が勉強に行き詰まったときのために「塾」を活用するがおすすめです。
特に,個別指導塾では,一人ひとりの状況に合わせてカリキュラムが組まれますので,納得いくまで,何度でも質問ができます。
もちろん,塾を活用することで,質問ができるだけでなく,正しく覚えること,正しく解くことも身に付きやすくなります。
子供の勉強を親だけで見るのは大変だなと感じたら,個別指導塾を活用してみるのがおすすめです。
まとめ
今回は,小学生の勉強法の極意を紹介しました。
小学生の勉強法の極意①…授業をしっかりと聞く!
小学生の勉強法の極意②…短時間に正しく覚える!
小学生の勉強法の極意③…正しく解く!
小学生の勉強法の極意④…質問ができる環境を整える!
この4つを押さえることで,勉強が得意になっていきます。
そして,小学生が正しい勉強法を身に付けるために強い味方となるのが「個別指導塾」です。
家庭だけで子供の勉強を見るのが大変だなと思ったら,「個別指導塾」を活用するのがおすすめです。