
小学生になると,
「勉強しなさい!」と言っても,
なかなか言うことを聞いてくれなくなるものです。
でも,言わないと,勉強しない・・・。
どうしたら勉強のやる気を出してくれるの?
これは,小学生の子供を持つ親の多くが抱えている悩みだと思います。
小学生は,ちょっとしたきっかけで,勉強のやる気を引き出すことができます。
そして,勉強のやる気を引き出すことができれば,成績もどんどん伸びていきます。
ここまでくれば,もう安心!
あとは,自らの力で頑張っていくことができます。
逆に,小学生のうちに,
勉強のやる気を引き出せないと,
その後,巻き返すのがとても大変!
そこで,今回は,小学生の勉強のやる気を引き出す方法を紹介します。
目次
小学生が勉強のやる気が出ないのはなぜ?
小学生が勉強のやる気が出ない最大の理由は,
「勉強が楽しくない」
「勉強の必要性を感じていない」からです。
ですから,
小学生に勉強のやる気を出させるには,
「勉強は楽しい!」
「勉強は自分にとって必要なもの!」
と思わせてあげればいいのです。
そのための方法を紹介しますね。
小学生のやる気を引き出す10の方法!
① なぜ勉強が必要なのかを伝えよう!
目的やメリットがないことに
やる気を出すのはとても難しいですよね。
これは小学生でも大人でも同じ!
小学生の子供自身が
「なぜ勉強するのか?」
ということに納得していないと,
勉強に対してのやる気を出すことはできません。
日頃から子供と話す機会を多く設け,
その中で「子供の将来の夢にどんなふうに役立つのか」など,
勉強をする目的やメリットを子供自身が理解するように心掛けることが大切です。
小学生にもなると,友達との会話の中で,
将来の夢を考える機会も出てきます。
もし,子供から将来の夢の話が出たら,チャンスです!
その目標と関連づけて,勉強の必要性を説明してあげましょう!
② 確実にできることから小さく勉強を始めてみよう!
いきなり高い山を登ろうとすると,躊躇するものです。
まずは,小さな一歩を大切にしましょう。
「得意科目や簡単な問題から始める」
というのもやる気アップには効果的です。
やる気を上げるには「できた!」という喜びが必要です。
これを繰り返していくことで,達成感を味わい,
それが自信につながり,自ずとやる気もアップしていきます。
これが繰り返されることによって,
目の前に高い壁が現れたときにも,
チャレンジするだけの力が備わっているでしょう。
特に小学生になると,
勉強をゲーム感覚で行うのが効果的です。
ゲームでも,簡単なところから始めて,
少しずつレベルアップしていくことで,
どんどん上達していきます。
勉強もゲームと同じように,
まずは,簡単なところから始めることが
小学生のやる気を引き出すのにとっても効果的です!
③ たくさん褒めよう!
子供にとって,親に褒められるほど,
うれしいことはありません。
「親に褒められたい!」
「親を喜ばせたい!」
というのも,勉強をする強い動機になります。
特に,小学生までは,
親に褒められることが,
強いモチベーションになります!
勉強は,やればやるほど得意になりますし,
得意になれば好きになります。
その動機の一つが,親に褒められることです。
小学生は,親に褒められることで,
やる気がぐんと上がります!
これは,是非,実践してくださいね。
④ 頑張りを見える化しよう!
勉強の表を作って,達成の都度,
スタンプやシールを貼るなどして,
進捗を見える化することで,
達成感を味わうことができます。
また,進捗を見える化することで,子供を褒める機会が増えます。
是非,試してくださいね。
⑤ 強制はやめよう!
強制は,やる気の天敵です!
あなたも経験があると思いますが,
「勉強しなさい!」と言われて,
やる気になることはないですよね?
急がば回れです。
「勉強しなさい!」はNGと心掛けましょう。
でも,それだといつまでもやらないのでは?
そうならないためにも,
早期に子供のやる気を育てて,
そんな心配をしないようにするのがよいのですが,
それまでの間は,
強制とならないよう,
子供に選択肢を与えて,
本人が自分で決めたように導くのがよいでしょう。
例えば,
「ご飯前に,少し勉強する?」
「それとも,ご飯を食べてから勉強する?」などです。
⑥ 指摘はやめよう!
指摘も,やる気の天敵です!
親としては,
「なんでそんな問題を間違うの?」
「どうにか間違いを正してあげたい!」
という思いがあると思います。
でも,そこは,ぐっとこらえるのが賢明です。
一生懸命やっているときに,
横から「そこはそうじゃないでしょ!」
などと言われたら,やる気を失いますよね。
小学生であれば「自分は○○が得意」
と思っていると,本当に得意になることが多いです。
思い込みの力は,絶大です!
これは,
良い思い込みだけでなく,悪い思い込みも同じです。
親としては,子供が良い思い込みができるよう
支援してあげるつもりで接するのがよいでしょう。
また,間違いを正すときには,
あっているところは褒めてあげることも忘れないようにしましょう。
⑦ ご褒美をあげてみよう!
スケジュール表とセットで,
ご褒美を決めるのも効果的です。
特に,小学生になると,
友達間で流行っている物など,
欲しい物が出てきます。
また,ご褒美として,
子供と出かけたりするのもおすすめですが,
一番のおすすめは,子供が望むことを一緒にやることです!
親が決めてしまうと,
子供にとってはご褒美ではなく,
「親につきあっている」こととなり,
心から楽しめない可能性があります。
ご褒美は,本人のストレス発散や息抜きにもなります。
そのためにも子供自身が
「自分で決めた」と思っていることが大切です。
逆に,罰を与えるのは控えましょう。
例えば,勉強をしなかったり,
答えが違っていたときに,ついカッとなって
「今日は,ゲームなしだからね!」などと言いがちです。
でもこれはやる気には逆効果であることを覚えておきましょう。
⑧ 誘惑を排除しよう!
勉強する時間帯は,
勉強に必要なもの以外は全て片付けましょう。
机の上はもちろん,
勉強スペースを見渡して,
ゲーム,まんが,おもちゃなどは
目の届かないところにしまい,
テレビも消しましょう。
スマホやタブレットも勉強の邪魔になりますので,
小学生のうちは,なるべく持たせないことをおすすめします。
子供のやる気を引き出すには,
結果が伴うことが大切です。
結果を出すには,集中して取り組むことが必要です。
だらだら勉強してしまうと,
「長い時間やっている割には結果が伴わない…」
「勉強に向いてないかも…」
となってしまいますので,
やるときはしっかりと集中できる環境を用意しましょう。
⑨ 勉強場所や勉強方法を変えてみよう!
勉強が飽きてきたなと思ったら,
ちょっと場所を変えてみるのもオススメです。
特にオススメなのが,リビングでの学習です。
親が近くにいることで適度な緊張感と
安心感の中で勉強をすることができますし,
わからないときに,すぐに質問もできます。
たまに優しい声を掛けてあげるのもよいでしょう。
また,飽きてきたなと思ったら,
勉強の教科や方法を変えてみるのもおすすめです。
⑩ 正しい勉強方を身につけさせよう!
小学生が勉強のやる気を失う一番の理由として,
「勉強のやり方がわからない!」
「どこから勉強していいのかわからない!」
ということが挙げられます。
小学生の子供に対して
親が勉強を的確に教えられるとよいのですが,
この点はどうしてもプロにはかないません。
そこで,
小学生の勉強のやる気を引き出すために,
早期に塾に通うことをおすすめします。
これによって,勉強のコツがわかり,
勉強を好きになっていきます。
そして,勉強が好きになると,やる気もどんどん上がります。
好き嫌いの理由は,
「できるか,できないかによって決まる」
と言っても過言ではありません。
はじめの一歩をうまく踏み出すことができれば,その後がとても楽になります。
また,最初は,通信教育よりも塾がいいです。
子供に勉強の習慣がないうちに
通信教育を始めても続かないことが
目に見えているからです。
そして,
最初は,集団指導よりも個別指導がおすすめです。
集団指導では,ライバルの存在によって
やる気が上がるというメリットもありますが,
授業について行けなくなったとき,
勉強に苦手意識を持ってしまうことになります。
それよりも,一人ひとりの学習状況に応じて
授業を行ってくれる個別指導で,
まずは勉強を好きになることが大切です。
何事も最初が肝心ですので,
その一部として塾の力を借りるのは,とても効果的です。
まとめ
小学生の勉強のやる気を引き出すには,
「勉強は楽しいもの!」
「勉強は自分にとって必要なもの!」
と思わせてあげることが大切です。
そして,
勉強が楽しいと思えるためには,
子供のために学習環境を整え,
気持ちよく勉強をさせてあげることが大切です。
また,正しい勉強方を早期に身に付け,
「やればできる!」ということを実感することも大切です。
これには,塾の力を借りるのが効果的です。
まずは,正しい勉強法を学び,
子供のやる気を軌道に乗せることです。
ここまで行けば,その後は,
子供自身の力でどんどん伸びていくことができるようになります。