
子供には,勉強が得意になってほしい!
親ならそう思いますよね。
でも,実際には,
勉強が苦手と思っている子供の方が圧倒的に多いもの・・・。
これは,ほとんどの家庭で,
子供の勉強が苦手という気持ちを克服する方法を知らないからです。
実は,なぜ勉強が苦手と感じるようになるのかさえ知っていれば,
勉強の苦手を克服するのは難しいことではありません。
今回は,勉強が苦手と感じてしまう理由とそれを解消するための方法を紹介しますね。
目次
勉強を苦手と感じるようになる理由
子供が勉強を苦手と感じるようになる
最初のきっかけは,とてもシンプルです。
それは,
「勉強のやり方が分からない」
「授業についていけない」
ということです。
これが積み重なると
「勉強は楽しくない!」
という気持ちになってしまいます。
この状態で,さらに親から
「勉強しなさい!」
「この点数は何?」
などと言われるものだから,
さらに勉強が嫌になります。
こうなってしまうと,
勉強から逃げ回るようになり・・・,
さらに勉強がついていけなくなっていき・・・,
さらに勉強が苦手になる・・・
という負のスパイラルに陥ってしまいます。
勉強の苦手意識を克服するために親ができること
(1) 正しい勉強法を身に付けさせる!
勉強の苦手意識を克服する方法は,とても簡単!
「勉強のやり方が分かった」
「成績が上がった」
となればいいのです。
気持ちよく勉強が進んで,結果も出れば,
「勉強が苦手」なんて思わないですよね!
では,どうすればいいのか?
これも簡単です。
勉強ができるかどうかは,
勉強の質と量のかけ算で決まります。
だから,効率よく勉強すれば,
少しの勉強時間でも,成績が上っていきます。
成績が上がって,
子供自身が「勉強が得意!」と思ってしまえば,何も心配はいりません。
では,子供に勉強のやり方を
身に付けさせるにはどうすればよいか・・・。
その答えは,塾に通い始めることです。
それも,できるだけ早く始めることです。
もちろん,家庭で勉強を教えることもできますが,
子供を勉強嫌いにしないためには,最初が肝心です。
だからこそ,最初はプロの関与を求めた方が間違いないです。
料理だって,0から自分で考えて作ろうとすると,
うまくできないですよね!
それよりは,
料理本を見た方が上手に作れますし,
料理教室に行くと,もっと効果がありますよね!
勉強も同じなんです!
そして,重要なことは,
通信教育ではなく,塾であるということです。
勉強の習慣がない子供が通信教育をやっても,
続かないことが目に見えているからです。
また,最初は,
集団指導塾よりも個別指導塾がオススメです。
集団指導塾は,
一人ひとりの進捗に合わせてはくれませんので,
授業についていけなくなったとき,
勉強に苦手意識を持ってしまうことになります。
そのため,まずは,個別指導塾で,
一人ひとりの進捗状況に合った
正しい勉強方法と勉強時間を確保し,
勉強の苦手意識を持たずに
勉強の習慣化を目指すのがとても効果的です。
(2) 毎日続けられる環境を用意してあげよう!
① 少しの勉強からコツコツと!
勉強の習慣を付けるためには,
しばらくの間は,とにかく毎日勉強することです!
習慣が付いてしまえば,
歯磨きや呼吸と同じように
勉強するのが当たり前となります!
習慣化の第一歩は,
毎日,少しずつでも勉強する時間を作ることです。
ここで大切なことは,
「最初からハードルを高くしすぎない」ことです。
勉強の習慣がないのに,
いきなり高いハードルを与えても,
これを乗り越えるほどの自力は付いていません。
まずは,確実に超えられるハードルからスタートし,
これを超えていくという達成感と自信を少しずつ付けさせていくことが大切です。
これを繰り返していくうちに,
勉強の習慣が付くとともに,
高い壁をも乗り越えるだけの力も付いていきます!
いきなり難しい問題をさせると,
勉強をしたがらなくなります。
その結果,どんどん勉強が苦手になってしまいます!
そうならないように,
焦らずに,少しずつでも
勉強する習慣を付けるようにしていきましょう。
② 将来の夢を語り合おう!
勉強を毎日続けるためには,
子供自身が勉強の必要性を
自覚していることがとても大切です。
必要がないと感じていることを
毎日続けるのはきついですよね!
そこで,是非,行ってもらいたいのが,
子供と,将来の夢や目標について語り合うことです。
将来の目標を持つことによって,
それに向かって頑張ろうとする意欲が湧いてきます。
子供自身が将来の目標を持っているのであれば,
それと関連づけて勉強の必要性を説明してあげるとよいでしょう。
また,親との会話も大切ですが,
関連本を買い与えたり,
他の大人の話を聞く機会を作るのも効果的です。
子供の興味のあるジャンルの講演会に
一緒に行ってみるのもよいと思います。
親子で共通の話題ができると,
子供の応援をする際の声掛けも
具体性を持たせることができますよ。
③ たくさん褒めよう!
子供にとって,
親に褒められることほど,
うれしいことはありません。
だから,たくさん褒めましょう!
それが,勉強を毎日続ける活力にもなります。
また,親に褒められることで,
うれしいと同時に,
「頑張ったことは報われる」
「やればできる」と思えるようになります。
これは,勉強の苦手意識を克服するのにも,
とても効果的です!
得意だと思っていることには,
楽しく前向きに取り組むことができるからです。
そのため,たとえ成績が良くなかったとしても,
本人が「得意だ!」「勉強ができる!」と思っていれば,
その後の成績は伸びていく可能性が高くなります。
そして,得意だと思っていれば,
勉強を毎日続けやすくなります。
ですから,親としては,
子供の能力を信じて,
たとえ成績が良くなかったときにも,
子供が良い思い込みができるような
声掛けを心掛けることがとても大切です。
逆に,勉強が苦手な子供は,
「先生や親に叱られるから嫌々勉強している」
と思っていることがとても多いです。
こんな気持ちで勉強しても,
効率が悪くないので,成績も上がらないですよね。
「勉強してるのに成績が上がらない」
そう感じているなら,要注意!
もしかしたら,褒めることよりも,
怒ったり,勉強を強制するような
声掛けの方が多くなっているかもしれません。
これを続けてしまうと,
子供の勉強嫌いまっしぐらです。
子供への声掛けには十分注意し,
たくさん褒めるようにしましょう。
(3) 調べることの楽しさに気づかせよう!
勉強が得意な子は,
調べることにワクワクしている子が多いです。
分からないことを不思議に思い,
調べて答えを発見し,
驚き,楽しんだという経験を積むことで,
知的好奇心と地頭が育つからです。
「新しいことが分かった!」
という体験は,好奇心旺盛な子供にとって,
さらなる好奇心にもつながりますし,
自分でどんどん調べていく力を付けることとなります。
そして,これの良いところは,
机に向かってする必要がないので,
親子で楽しくやれるところです。
親が子供と一緒に調べものをしたり,
日頃から,「なぜだろう?」という疑問を子供と共有し,
一緒に解決する楽しさを味わうのが効果的です。
そのための第一歩は,
リビングに,図鑑や地図,辞書などを置いておき,
疑問が生じたときにいつでも調べられるようにしておくことです。
そして,テレビや家族との会話の中で,
疑問が生じたときは,一緒に調べて疑問を解消しましょう!
これを,生活の中に採り入れることによって,
いつの間にか調べる習慣が身に付き,
知ることの楽しさを実感することができるようになります。
まとめ
子供に勉強の苦手意識を持たせないためには,
正しい勉強方法を身に付けさせることがとても大切です。
そのためには,塾を使うのが効果的です。
勉強ができるかどうかは,
勉強の質と量で決まりますので,
塾を上手に活用して,まずは,正しい勉強法を身に付けましょう。
そして,勉強を毎日する習慣を付けることです。
そのためには,
少しの勉強からコツコツと始めることです。
そして,子供に将来の目的を持たせ,
勉強の必要性を自覚させてあげましょう。
たくさん褒めることも忘れないでくださいね。
勉強にはワクワクも大切です。
机の上の勉強だけではなく,
リビングで一緒に調べものをするなど,
親子で,遊び感覚を採り入れながら,
知ることの楽しさに気づかせてあげましょう。
親のちょっとした頑張りで,
子供から勉強の苦手意識をなくすことができます!
是非,試してみてくださいね。